当社オンリーワン技術の将来像

2020-04-27

第108回 長谷川正の「言ったモン勝ち」

当社には他社と比較して「強み」の部分があります。その一つにインジェクションブロー成形があり、簡単に説明すると、プラスチックを風船のように膨らます技術となります。この成形方法は日常の生活にも広く浸透していて、皆さんに最も身近なのがペットボトル。ほかにもマヨネーズなどの食品容器や化粧品容器にも使われています。当社の技術との違いはその素材にあり、ペットボトルの素材はPET樹脂、食品容器は主にポリエチレンですが、当社はアクリル樹脂という光を最も透過しやすい素材を使って照明器具のカバーを作っています。小さなサイズは汎用機械で製造できますが、大きなものなると国内で唯一当社だけが製造しており、オンリーワン技術となっています。

そう聞くと、「ライバルがいないから左うちわ状態では?」と思われ気味ですが、言葉には二面性があって、他の会社が参入してくるほどマーケットが魅力的ではない、需要が小さい、とも言えます。実際、数年前の売上高では社員4人程度を雇用するので精一杯でした。ですが、折角のオンリーワン技術ですので、この売上を伸ばさない手はありません。では今後、当社のやるべきこととは、

1.成形技術の向上
2.新しい需要の掘り起こし

と方針を掲げました。言い換えれば前者はライバルに追随すらさせないようにするため、後者は社員の待遇改善や新たなる雇用の創出につなげるためとなります。もちろん、両者は車に例えれば両輪ですので、同時進行にて進めるべきでいずれも疎かにしてはいけません。

さて、前述の「新しい需要」とは、従来の照明器具の需要の深掘りと全く新しい需要の掘り起こしの2つがありますが、下記に新しい需要発掘の一つで、株式会社アクアランドという会社のアクリル水槽をご紹介します。水槽といえば四角形が定番ですが、これは昔の金魚鉢のように丸く、観賞魚がどの角度からも見えるようにできており、下からライトを照らすことによって魚が浮き出て見えるように工夫されています。

アクリル水槽

まだ試作中のため、ミノカサゴだけがくつろいでいました。

ミノカサゴ

最近は、このような照明器具以外の需要の掘り起こし活動を地道に行っています。一方従来の照明器具需要に対しては、ガラス製とアクリル製の互換性をPRしてガラス製需要を取り込んでみたり、球型やドーム型以外の形状製作が手軽に試せるよう、HPにその手順を掲載するようにしています(5月頭アップ予定)。おかげ様で本当に少しずつですが業界知名度も上がり、売上高も見込めるようになってきました。

本来ならここで一気に海外進出!と掲げた目標を実践したいのですが、よくよく考えてみるとこの製品は空気を運んでいるのと同じくらい運送費がバカになりませんので日本からの輸出は厳しそうです。それならばいっそインフラ整備が旺盛なアジアの国へ生産設備を輸出し、現地生産にてローカル需要を獲得できるよう、方針を少し転換させています。そのためには、人、設備、技術・・・と課題が山積みですが、将来像である目標に向かって自力を鍛え上げている今日この頃です。

社長ブログ「言ったモン勝ち」では日々に役立つ情報を発信しています。

*国内唯一のプラスチックを膨らませる技術「アクリルグローブ」
ワンタッチ提灯コード
*工事不要、誰でも手軽に提灯を飾ろう!「LED提灯コード」

次回は5月11日(月)に更新いたします。

PostedBy 長谷川 正