No.181 長谷川正の「言ったモン勝ち」
ICカードを使って製造情報の自動入力
私にとってICカードの見本といえば、JR東日本で使用しているSuicaですので、色々と調べた結果を下記に記述します。
SuicaのICカード技術は、非接触型のRFID(Radio-Frequency Identification)技術をベースとしており、組み込まれたICチップには情報が分類されてメモリーされています。具体的には、カード所有者の情報やチャージ残高などの個人データが格納される「カードデータ領域」、カードが使用されるたびに乗車駅や降車駅、利用金額などの履歴が記録される「トランザンクション履歴」に分類されています。
これらの情報の更新には、非接触型のNFC(Near Field Communication)技術が使われており、カードとリーダーが近距離で無線通信することで、カードのデータを書き換えることが可能です。つまり、カードをリーダーにかざすことで、リーダーがチップ内の情報を読み取り、更には新たな情報をカード内のICチップに書き込んでいきます。
なるほど~、Suicaってこんな構造になっているんですね。
当社版のSuicaとは?
それでは、上記ICカード技術を当社が使おうとしていることに置き換えてみると、以下のようなイメージになります。
ユーザーデータ領域:製作する製品名や本数などの製品情報を格納する。
トランザクション履歴:各工程毎に作業時間や作業者名などの情報を加工履歴として残す。
要するに、SuicaのようにICカード自体に情報を書き込んだりする技術が必要となります。それってどんな技術なんだろうとネット検索したら、下記サイトに丁寧な説明が出ていました。
ロジカラブログ 非接触ICカード(RFID)のデータ読み書き方法(Arduinoコマンド使用)
う~~~ん、確かに、このサイトに書かれていることを理解すれば、ICカードへ読み書きが自由自在にできますが、私にとっては難易度MAXでハードルが高すぎる、と挫折しました。もっと手軽で私にでもできる簡単な方法がないのかな、と考えてみたら・・・ヒラメキました。
エクセルのクエリを使おう!
前のブログにてICカードのUID(Unique Identification)を読み取ることは簡単にできましたので、このUIDとエクセルのクエリを使えばデータテーブルから必要な情報を読み出すことができるんじゃないか、と。つまり、カードデータ領域としてはICカードのUIDのみを使用して、エクセルのデータテーブルの中に収納されたその他の製品情報をクエリで集約・結合することができれば、十分に使える日報になるのではと考えました。
エクセルの「クエリ」とは、データベースやテーブルから必要な情報を抽出・加工するための操作や機能のことを指します。一般的に、データベース内の大量の情報から特定の条件に基づいて必要なデータを取得したり、集計・加工したりする際に使用されます。
この話は、次回ブログに続きます。
参考)【M5Stack】異常検知を自作パトライトで通報とは?
参考)【M5Stack】MQ-3でアルコールチェッカー製作とは?
参考)【M5Stack】ICカードを使った電子日報で生産性向上とは?
参考)長谷川製作所の得意技術(防水照明器具製造)
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「アクリルグローブ」