リチウムイオンバッテリーの
自己(自然)放電とは?基礎・基本を学ぶ

No.162 長谷川正の「言ったモン勝ち」


バッテリーの自己(自然)放電とは?

バッテリーにおいて、蓄えられていた電気の量が時間が経過すると共に少しずつ減少していく現象のことを自己(自然)放電と言います。 充電が可能な二次電池などにおいて顕著に見受けられる現象で、その減り方はバッテリーの種類によって異なります。例えばニッケル・カドミウムバッテリーNickel-Cadmium rechargeable battery:Ni-Cd)やニッケル・水素バッテリーNi-MH )であれば自己放電は1ヵ月で10~30%、リチウムイオンバッテリーlithium-ion battery)では1~5%と言われています。また、バッテリーの種類だけではなく保管時の周囲温度などによっても異なってきます。

防災対策用の備蓄品としてのバッテリー照明

当社ではバッテリーを内蔵した照明器具を製作していますが、上記の自己放電性能を重視し、主にリチウムイオンバッテリーlithium-ion battery)を採用しています。なぜなら、照明器具は防災対策用の備蓄品として必要十分な明るさ(照度)と、かつ長期保存に耐えうる性能が必要だからです。各自治体は防災対策用として、飲料水、食料品、救急用品、テント、ヘルメット、マスク、軍手などを備蓄していますが、その中でも特に優先するものとして照明器具を挙げています。家庭用であれば懐中電灯などで十分ですが、地域住民を対象とすれば広域を照らすことができる大型照明が不可欠になり、発電機を必要としないバッテリー(蓄電池)を内蔵したものは、その手軽さと起動の速さから初動対応に重宝されています。ですが、あくまでも常日頃使用されるものではなく、防災対策用の長期的な備蓄品として倉庫保管されているだけに、いざ必要になった時に問題なく機能することが必要不可欠となっています。もし「バッテリーが上がって使えねえ!」なんてことになったら一大事!。そのため定期的にメンテナンスすれば良いのですが、半年に1回であればまだ良い方で、最悪なのは購入してから一度もメンテナンスしていない、なんてこともあるかもしれません。理想的なのは、点検日(例えば9月1日の防災の日)、点検項目、点検人員などをマニュアルなどに明記して、長期的な防災対策を怠らないことです。

内蔵バッテリーと外付けバッテリー

上記にも述べたように、当社が製作する照明器具の内蔵バッテリーは、主にリチウムイオンバッテリーlithium-ion battery)を使用しています。理由としては、電気容量が多いのと同時に自己放電が少なく、長期保管用の備蓄品として優れているからです。しかしながら、最近ではバッテリーと照明器具を切り離して、各々別の機器として保管する自治体も多く存在します。先日、ビル管理業者の方にその理由を聞いてみたところ、「内蔵バッテリーの性能はまだまだ信じられない」との厳しいお言葉を頂きました。その業者が使っていたのは当社のバッテリーパノラマでないので少しはほっとした(してはいけませんね)のですが、備蓄品として認知されるにはメーカーとして高品質な製品を提供する必要があるな、と将来の課題を投げかけられたと私は受け止めました。なお、バッテリーを内蔵するのか、外付けにするのかではそれぞれの意見が分かれるところですが、最近のリチウムイオンバッテリーの性能は格段とアップしているので、それぞれのメリットやデメリットを考慮した上で使い分けるのが賢い選択と思われます。

リチウムイオンバッテリーの仕組み村田製作所HPより引用

参考)バッテリーパノラマスタンド
参考)長谷川製作所の得意技術(防水照明器具製造)
参考)リチウムイオンバッテリーの種類と特徴とは?基礎・基本を学ぶ
参考)リチウムイオンバッテリーの劣化と寿命とは?基礎・基本を学ぶ


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