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万能タイプの特長は連結できる拡張性能

「万能タイプ」とは

当社の提灯コードには、その用途別に「LEDタイプ」「万能タイプ」「ライトタイプ」「レトロタイプ」の4種類のタイプに分かれます。今回は最も汎用性が高くバランスの良い「万能タイプ」についてご説明いたします。ちなみに、「万能タイプ」はその昔「防水タイプ」と呼ばれていました。名前が表しているとおり、当時は防水対応していた提灯コードを「防水タイプ」と呼んでいたのですが、その後に全タイプが防水認証である保護等級(IPX3)を取得したことにより、防水に対応しているのが「防水タイプ」だけではなくなってしまいました。そのため、各々タイプの特長を総合的に比較し、拡張性、汎用性、耐久性および取扱性が優れているとの理由にて、2023年より「万能タイプ」に名称変更しています。

最大の特長とは

「万能タイプ」の最大の特長は連結できる拡張性能にあります。つまり、1本だけでなく2本、3本と連結することによって、狭小な会場から広大な会場まで、幅広く対応することができます。というのは、当社のユーザーには地域の自治会関係者がある一定割合で存在し、春の桜まつりや夏の納涼祭などで使うために提灯コードを購入されることがあります。会場の広さや参加人数を予めリサーチし、それにジャストフィットするように全長、提灯のピッチや灯数を決定されるのですが、その年は問題がなくとも数年後には自治会員数も増加した場合、例えばもうちょっと会場を広くしようとか、あの路地は少し暗いから提灯を増やしてみよう、などと考えた時に即時対応できるのが「万能タイプ」になります。提灯コードを常設(一度設置したら動かさない)する店舗装飾などの場合であれば、価格抑えめの「ライトタイプ」を使う選択肢もあります。しかしながら、開催される度に提灯コードの設置・撤去を繰り返す季節のお祭りやイベントなどには、作業時の乱雑な取り扱いにも破損しにくい電線(SVCT)、およびソケットへの衝撃を軽減するゴムキャップを標準装備し耐久性を高めた「万能タイプ」をおススメします。

もちろん、連結して使わない場合は末端のコネクタ部分に防水キャップをかぶせておけば漏電などの事故も防止できますし、電線には屋外用の柔らかいソフトタイプ(SVCT)を採用していますので、ストレス無く設置・撤去作業ができます。

決められた範囲内で

しかしながら、連結が無限にできるわけではありません。使用される電球(蛍光灯電球やLED電球など)の仕様と個数によって決定されるため、電球の総計が消費電流15アンペアかつ消費電力1,500ワット以内にて収まるように連結本数を調整願います。また、コンセントから電源をとる場合、電線が長くなればなるほど末端の電圧が低くなるという電圧降下(ドロップ)現象が発生し、電球のチラつきや寿命が短くなるなどの悪影響を及ぼしますので、電線は出来る限り短い状態で使いましましょう。

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長谷川正

電圧降下に関して詳しく知りたい方は「電圧降下(ドロップ)とは?

コードフック無しも選択できます

ECサイト「Web Shop 提灯コード」では、標準品として提灯の間隔(ピッチ)は0.5mと1mの2種類、ソケット数も5灯と10灯の2種類、コンセントのある所から電源を引っ張ってくる時に使う延長コードは3m、5m、10mの3種類をご用意しています。もし、設置する場所に引っ掛け用のロープが必要なく、固定するのにコードフックが邪魔になると感じられた場合はコードフック無しを選択することも出来ます。なお、コードフック無しの場合はケーブルタイ(インシュロック)などで固定できます。


※コードフックあり、なし

※取り付け方

また、ユーザーご自身の思い描いていたイメージを実現させるオリジナル提灯コード(特注品)も1本から承っていますので、会場の図面もしくは手書きイメージイラスト等をご用意していただき、ご遠慮なくお問い合わせフォームもしくは当社営業部(049-233-1021)までお問い合わせください。

電球は好みで選ぼう

ここまでは「LEDタイプ」のメリットと同様ですが、「万能タイプ」では使用する電球を自由に選ぶことができます。一般的な使用だと白熱電球、電球形蛍光灯、LED電球の3種類が候補に挙がりますが、それぞれメリットとデメリットを考慮してお選びください。

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長谷川正

もし電球選びに迷った時は「照明メーカーが推奨する電球の選び方とは?

当然ながらデメリットも

メリットだけの製品は存在しません。当然ながらデメリットもあります。万能タイプのデメリットとは、提灯の間隔(ピッチ)が短いものは苦手なことでしょう。なぜなら、前述したとおり電線には柔らかいソフトタイプ(SVCT)を採用し、この電線は2本の銅線(仮に白線と赤線)が螺旋状に撚りあわせてあります。一方でジョイント(分岐)部分の内部には手前が白線(アース側)、奥が赤線と配置が決まっているため、銅線の螺旋状に合わせるようにコードフックの角度がばらついてしまうのです。ピッチがある程度長ければ電線の柔軟さによってフック角度を揃えることができますが、ピッチが短い場合はそれができません。そのため特注品の場合は、あえて銅線が平行に収まっている小判型の電線(VCTFK)を使ったライトタイプを提案することもあります。

あと、値段が高いこと。これは調達部品コストとの関係ですので...すみません。その代わりといっては何ですが、助成金を利用して無償(タダ)で提灯コードを購入する方法を下記に紹介していますので、興味のあるお方はご参照願います。
参考)一般コミュニティ助成事業活用への3つの条件とは?


*工事不要、誰でも手軽に提灯を飾ろう!
提灯コードのイメージ
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