HASEGAWA Co.

LEDタイプの特長は防水構造と軽さ

「LEDタイプ」とは

当社の提灯コードには、その用途別に「LEDタイプ」「万能タイプ」「ライトタイプ」「レトロタイプ」の4種類のタイプに分かれます。今回はその最高峰に位置する「LEDタイプ」についてご説明いたします。

最大の特長とは

「LEDタイプ」の最大の特長は防水性能にあります。過去のブログにもあるように、弊社の提灯コードは全タイプが保護等級(IPX3)を取得しています。しかしながら、防水規格を認証していても、電球を取り付けていなければソケットの受け金具部分が露出してしまうため、強い風雨が下から吹き込んだ場合などは防水性能が保たれません。また、電球を取り付けた場合でも、当社ソケットに被せてあるワンタッチ防水ゴムによりある程度は防水機能が効きますが、それでも水分は小さな隙間から侵入してきます。

であれば、「口金やソケットを使わず電球を直結すれば防水が可能になる、それも白熱電球じゃなくてLED電球で」と考えました。なぜなら、ちょうどこの頃にLED電球が一般に出回り始めていたのですが、日本メーカー製のものは非常に高値で販売されていたため、一般ユーザーへの普及は大幅に遅れていました。また、海外メーカー製LED電球であれば安価で入手できますが、配光角(光が照らす角度)が狭いことによる明るさ不足や安定しない品質なども購入が躊躇された要因の一つです。当社には一般的なLED電球を開発するだけの技術や設備はありませんが、「提灯用であれば明るさはそれほど必要ない、それならば我々のような中小企業でも製造可能では?」そのような背景にて、LED電球とソケットを一体型にした「LEDタイプ」が誕生しました。

大幅な軽量化に成功

もう一つの特長として、口金やソケットなどの金属部品を使用しないため、当社の一体型LED電球の重量は約44グラム、市販のLED電球が平均150グラム程度に対して約3分の1以下に軽量化されています。(参考として白熱電球は33グラム)

一体型LED電球の重さ

実は、一般のLED電球の内部には交流100Vを直流に変換する回路・点灯ユニットが組み込まれています。LED素子は、自身からの発熱は少ないのですが、外部からの熱にはめっぽう弱い性質があります。そのため、前述した回路・点灯ユニットが発した熱を放出するアルミの放熱パーツ(ヒートシンク)が構造上必要となり、これが重さの大きな要因となっています。皆さんにおいても、点灯しているLED電球本体の露出した金属部分はとても熱くなっていますので、交換などには軍手を使い、決して素手で触らないようにしましょう。

その他のメリット

上記は「LEDタイプ」に使われている一体型LED電球のメリットを説明してきました。そもそも「LEDタイプ」とは、従来の「万能タイプ」で使われている防水ソケットを一体型LED電球に置き換えたものです。すなわち「万能タイプ」が持っているメリット(拡張性など)を引き継いでいますので、それらの詳細については「万能タイプ」のページをご参照願います。

当然ながらデメリットも

メリットだけの製品は存在しません。当然ながらデメリットもあります。LEDタイプのデメリットとは、ズバリ、お客様側で一体型LED電球の交換ができないことです。一般のLED電球はねじ込み式ですので、交換は本体を回すことでソケットへの取り付け取り外しが自由自在です。ですが、一体型LED電球の交換は現物のコード一式を当社まで送付してもらう必要があります。「そんなの面倒くさい。細い電線(黒色)を切って、新しく繋げればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、その行為は法律(電気工事士法施行令第1条)違反となります。ちなみに、電線を相互に接続することなどを「軽微な工事」と呼び、上記法律にて電気工事士の資格が必要なものと不要なものが厳密に区別されています。(参考資料:電気工事士等資格不要の「軽微な工事」とは)そこからピックアップすると、電圧36V以下の「軽微な工事」であれば資格は必要ありません。例えば豆電球と電池を電線で接続してみたり、家のインターホンや玄関チャイムの配線を取り付けたりすることは、電線を通る電圧が36V以下であるため誰でも行うことが出来ます。一方、電圧100Vが通電する電線を接続する際には電気工事士の資格が必要となります。一体型LED電球の交換がお客様側にてできないのは、このような法的な制限があるからなのです。なお、お客様にて電気工事士の資格を保有していれば、修理・交換用の一体型LED電球を販売いたします。その際は「お問い合わせ」にてご相談をお願いします。

あと、値段が高いこと。これは調達部品コストとの関係ですので...すみません。その代わりといっては何ですが、助成金を利用して無償(タダ)で提灯コードを購入する方法を下記に紹介していますので、興味のあるお方はご参照願います。
参考)一般コミュニティ助成事業活用への3つの条件とは?


*工事不要、誰でも手軽に提灯を飾ろう!
提灯コードのイメージ
*提灯コード動画始めました。
提灯コードの動画
*国内唯一のプラスチックを膨らませる技術
「アクリルグローブ」
テラリウム

関連記事

上部へ